福島県立小高産業技術高校の2年生が、K3Tunnelの「めざせ!カーボンニュートラル!南相馬市版」の開発にチャレンジすることになりました。今年度中に開発し、来年度南相馬市内の小中学校で高校生が先生となって小中学生に授業することを目指しています。
めざせ!カーボンニュートラル!とは
プログラミング「で」カーボンニュートラルを学ぶ授業用のコンテンツです。90分から120分の授業で使うことを前提に授業進行スライドやワークシートもあわせてこちらのページで公開しています。
授業前半で、カーボンニュートラルの基礎知識、シミュレーターをつくるために必要な計算方法などを学び、授業後半で、シミュレーターをプログラミングし、つくったシミュレーターを使って、どのようなアクションをすればカーボンニュートラルを実現できるかをゲーム感覚で考えるという内容です。
「自分たちの街」を考える価値
シミュレーターをつくるプログラミングでは対象自治体ごとに専用のプログラミング画面を使います。
左側がプログラミングエリア、右側のマップイラストの周りに計算結果を出力するようになっています。マップイラストは、対象自治体の特徴をとらえたオリジナルイラストです。
シミュレーションのスタートとなるCO₂排出量は、対象自治体の現時点での実際の排出量を用い、アクション内容も自治体の特徴を取り入れたものにしています。そうすることで子供たちは「自分ごと」として考えることができるのです。
これまで、埼玉県三芳町版、秋田県大仙市版を開発、授業実践しており、どちらも子供たちは楽しみながら、自分たちの街のアクションをしっかりと学んでいました。現在、宮城県富谷市、岡山県真庭市をはじめ数自治体での開発を進めています。
南相馬市版の開発に向けて
そして、この10月より福島県立小高産業技術高校と日鉄ソリューションズが連携し、南相馬市版を高校生が開発するというプロジェクトがスタートすることになりました。
南相馬市版のマップにはどのような特徴を入れればよいか、アクションとしてどのようなものを入れたらいいか。南相馬市の特徴は何か改めて考え、南相馬市役所の方へのヒアリングも実施しながら開発していきます。
今年度中に、コンテンツを開発し、来年度、実際に小中学校に出向いて高校生が先生となって授業を実践することを計画しています。高校生の頑張りを期待し、どのようなものになるのか、とても楽しみにしています。