千葉大学の講義でK3Tunnelを紹介しました

2024-07-25

「ICT活用教育の理論と方法 講義」

2024/6/26(水)に千葉大学の教員免許取得を目指す学生向けの講義である「ICT活用教育の理論と方法」の中でK3Tunnelを紹介させていただきました。

小中学校で実際に実施しているシステムエンジニア体験講座のワークショップ進行スライドを中心にお話しし、実際にワークに取り組んだりプログラミング画面を使ってみる時間もとりました。

大学生のみなさんも興味深げに取り組んでいただき大変うれしく思いました。

「パンをつくる数を決めるルール」について、わいわい話し合う大学生。 chiba univ 2024 02

もくもくとプログラミングに取り組む大学生。 chiba univ 2024 01

以下、大学生のみなさんの感想を一部紹介いたします。

  • 小学生向けだったが意外と難しかった。学校で用意しにくい授業などに企業のパッケージや出前授業を使うのは双方に利点があってよいと思った。
  • 私はプログラミング教育の経験がなかったので、非常に価値のある講義だった。大学生になってからプログラミングの勉強を始めたが、今回体験したような授業を小学生や中学生の時に受けることができていたらとても役に立っていたと思う。少し小学生にとっては難しいと感じたが、それよりも学校の先生にこのような授業任せるとなると負担が大きくなるので、外部の講師を呼べる環境があるのは良いことだと思った。
  • 僕らが授業で苦しんでいるようなif/else文やfor文をビジュアル化して手軽にできるようになっているのはプログラミングへの入門としては素晴らしいものだと感じました。プログラミングは「難しい」「出来るようになるまで苦労する」という意識をもっている人が多いように感じますが、このように簡単に学んでおくと難しいという意識も減るでしょうし、いざしっかりif/elseやforを習ったときに「あれはそういうことだったんだ」となって学習がより円滑に楽になってプログラミングの敷居が下がると感じました。
  • 本日体験したK3Tunnelは、今までに見たプログラミング教材に比べ、キャラクターやデザインなどの、カジュアルに見せるための要素が少ないという点が特徴的で、率直に言えば小学生には取っつきにくいだろうと感じた。しかし、「小学生は数字が沢山出てくるだけでも嬉しい」といった今野さんの話を聞き、確かにSEなどのデータを扱う仕事には「かっこいい」イメージがあるため、あえてカジュアルな見た目にしすぎないことも生徒のモチベーションにも繋がるという新たな視点を持てたように思う。
  • 子供達がこの授業を「難しかったけど楽しかった」と言うのがすごく分かりました。私はプログラミングがすごく苦手で、こういう時こうするんだよと言われてもよく分かりません。しかし、この授業のように、実際にパン屋さんで考えたり、ヒントがあったりすると楽しく学べました。ESG投資というものを初めて知りましたが、それによってこのような授業が普及していくのはとても良いことだと思います。それがSDGsにも繋がっていくと知り、本当に良いプロジェクトだと思いました。
  • プログラミングを教えたい、とかではなくて、子どもたちにITプロフェッショナルの世界を見せること、ITプロフェッショナルを世の中につなぐことが目的というのが、学校の教育と近いように感じた。(学校教育も生徒に競プロできるようになってほしい、とかいうわけではないと思うので)表やグラフツールで学ぶというのが取りつきにくいかも、と思ったけど、題材はパン屋さんなど親しみやすいものになっていて、最適化問題もネコを動かすゲームよりも具体的な数字など出てくるので生徒は集中できそう、と思った。

みなさん、ありがとうございました!


今野 奈穂子
K3Tunnelの中のヒト。つくるのが好き。100回以上の出張授業講師を経験。