主人公は大学進学を控えた高校3年生
大学生になったら、自分で生活費と学費の管理をすることになっています。
保護者からの資金援助
保護者からの資金援助は、
- 桜さんが生まれたときから大学進学用に積み立ててくれていた200万円。
- 月々7万円の仕送り
- 入学金と新生活に必要な生活用品の購入資金
ミッション(桜さんの悩み事)
貸与型奨学金は、卒業後に返済する必要があり、4年間利用すると144万円の返済義務を負うことになります。
充実した大学生活を送れるなら、奨学金を利用する必要はありませんが、バイト中心の生活になることが避けられないのであれば利用したいと考えています。
大学1年生から4年生までに必要な「お金」の計算をして、桜さんの意思決定を助けてあげましょう。
「お金」の計算の考え方
お金の計算の基本は、残高と収入と支出のバランスを確認することです。
残高と収入と支出の関係を式に表すとこうなります。
収入と支出には、それぞれ、毎月だいたい金額が決まっている「いつもの」と、「ときどき」発生する臨時収入、特別費があります。 「いつもの」収支を48カ月分計算するのに加えて、「ときどき」の収支を入れて計算するのです。
考え方の詳細をDLデータを集める
実際に計算するためには「いつもの」収支と「ときどき」の収支は具体的にどれくらいなのか知る必要があります。
日常生活を思い描く
桜さんは、インターネットなどで調べて、いつもの収入、いつもの支出が毎月どれくらいなのか書き出してみました。
収入項目 | 金額 | 支出項目 | 金額 |
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仕送り | 70,000円 | 食費 | 25,000円 |
バイト代 | 30,000円 | 住居費 | 55,000円 |
奨学金 | 30,000円 | 勉学費 | 5,000円 |
日常費 | 15,000円 |
4年間の大学生活を思い描く
大学入学から卒業まででやりたいこと、お金がかかるイベントなどを書き出して以下のような表を作成しました。 入学料と新生活用品は保護者が資金援助してくれるため、表には入れていません。
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | |
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4月 |
引越 80,000円 授業料半期分 267,900円 教科書など購入 20,000円 |
授業料半期分 267,900円 教科書など購入 20,000円 |
授業料半期分 267,900円 教科書など購入 20,000円 |
授業料半期分 267,900円 教科書など購入 20,000円 |
5月 | オンライン英会話 5,000円 |
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6月 | オンライン英会話 5,000円 |
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7月 | オンライン英会話 5,000円 |
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8月 |
帰省 10,000円 バイトを増やす +30,000円 |
帰省 10,000円 バイトを増やす +30,000円 短期留学 300,000円 |
帰省 10,000円 バイトを増やす +30,000円 |
帰省 10,000円 バイトを増やす +30,000円 |
9月 | サークル合宿 45,000円 |
サークル合宿 45,000円 |
サークル合宿 45,000円 |
サークル合宿 45,000円 |
10月 |
授業料半期分 267,900円 教科書など購入 20,000円 |
授業料半期分 267,900円 教科書など購入 20,000円 |
授業料半期分 267,900円 教科書など購入 20,000円 |
授業料半期分 267,900円 教科書など購入 20,000円 |
11月 |
運転免許 260,000円 |
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12月 | ||||
1月 | 帰省 10,000円 |
帰省 10,000円 |
帰省 10,000円 |
帰省 10,000円 |
2月 | ||||
3月 | バイトを増やす +30,000円 |
バイトを増やす +30,000円 |
バイトを増やす +30,000円 |
バイトを増やす +30,000円 卒業旅行(海外) 150,000円引越 80,000円 |
参考データ
データの準備ができました。
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データはこちらから
桜さんのデータと、ワーク用のデータなしバージョンをこちらからDLできます。
自分のケースにあてはめて計算してみましょう。